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飛行機の上手な使い方

外国に行くためにはまず飛行機に乗ります。パッケージツアーならツアコンのおねーさん任せで十分ですが、経済的個人旅行をするためには航空業界に対しての知識が必要不可欠です。結局どんなミスも自分の責任になってきますので、是非とも知っていていただきたい部分になります。飛行機関係でミスると膨大な出費になったり、旅の全体に影響する部分なので慎重に。

全体の流れ・・・
「航空券の購入」→「空港に着いたら」→「搭乗」という流れで説明していきます。作者は成田空港からしか出国した事がないため、基本的に成田空港についての場合として書いていきますが、原則的にどこの空港でも同じ流れになります。
航空券について 航空券を購入しよう 「貧乏旅行の方法と準備」にあるように、様々な要素を考慮して最も条件がよいチケットを探しましょう。
航空券を手に入れよう 格安航空券の場合、事前に自宅に郵送されますと手数料がかかる場合が多くあります。たいていは「成田の窓口渡し」。つまり成田のカウンター業務を行う会社に委託されている場合がほとんどです。尚、物理的に航空券を「発券」できるのは、航空会社のオフィスなどです。ある会社の便に急に乗りたくなっても成田に発券オフィスを持たない会社もありますので、ご注意。
航空券と搭乗券の違い 航空券(フライトチケットとかフライトクーポンとかパッセンジャーチケットとも言います)は、いわば予約確認書。「だれがいつのどの飛行機に乗ると予約を入れました」「お金はこう支払いました」「座席の状況はこうです」と印刷されているものです。それに対して搭乗券(ボーディングパス)とは、実際に飛行機に乗りたいときに、空港のチェックインカウンターで発行してもらう座席番号付きのチケットです。
氏名(passenger name) よく言われることですが、パスポートに記載されている字とスペルが1字でも違っていると搭乗を拒否されます。航空券を買うとき、旅行会社の人に「パスポートのコピーを送ってください」というのはこの確認のため(と有効期限の確認)です。
状況(status) 個人旅行で時に大切なのがこの「状況(status)」という項目。チケットを買うと、たいていは「RQ:リクエスト」という状況になります。この場合は「この名前で座席を予約してあるけれども確定はしていない」という状況です。予約再確認(recomform)すると「OK」という状況になります。
再発行は? 基本的に再発行は行ってくれないが、頼み込めば多少の手数料で再発行してくれる場合もあるらしい。
空港に着いたら セキュリティチェック 鉄道できても、車で来てもまず行われるのがセキュリティチェック。旅行者の場合はパスポートを提示すればそれでok。相手の気分?次第で「どちらに行きますか?」「航空会社は?」と聞かれるときもある。
チェックインカウンターへ なにはともあれ、チェックインカウンターに急ぎましょう。目指すカウンターはボードに表示されますし、インフォメーションのお姉さんに聞いてもいいでしょう。
荷物整理 チェックインカウンターに行く前に、「飛行機に預ける荷物」のX線検査があります。係員に渡して、機械を通して、OKだったらシールを貼ってもらいます。チェック後はその荷物を開けることはできませんのでご注意。
書類を用意する カウンターではたいてい列になって待ち時間がありますので、その間にパスポートと航空券を用意。預ける荷物に名札(ネームタッグ)を付けてない場合はカウンターにある紙製の即席名札をもらって付けておきます。
チェックイン チェックインカウンターのお姉さんに、パスポートと航空券を出して「こんにちは」と言えば基本的にok。預ける荷物をお姉さんのとなりのベルトコンベアの上に載せると重さが出るので「おお、これだけの重さなのか」とチェックしておくのも一興です。そうそう、座席の希望がある場合は「I'd like to window seat」とでも言っておけばある場合には窓側を用意してくれます。ここでは預ける荷物を渡して搭乗券をもらいます。そして搭乗ゲートがどこなのか、何時までに行けばいいのかを確認します。そうそう航空会社によっては、機内持ち込み荷物に「carry on」なんてシールを貼っているところもありました。
搭乗券
普通、搭乗券は、ゲートから乗り込む際に、機械または係員によって、左の80%の部分を取られてしまうため、このように完全な形で手元に残ることも少ないのだが、それでも時々、機械を通しても切り取られないでこの様に残ることもある。
搭乗券は、ただの「座席整理券」と思えばいい。これをチェックインカウンターで手に入れられたら、座席は絶対に確保されているので安心して乗り込むだけ。
成田で発行される搭乗券はJALの名前が付くことも多い。業界のウラ事情にあまり詳しくないが、聞くところによるとJALが委託している会社に他の航空会社も委託しているのでこうなるらしい。
日本国内ではまずあり得ない話だが、南米などでは、ボーディングパスがあっても乗り込めない場合がある。これは座席番号が書いて無くて「自由席」になっていて、かつ航空会社のミスで定員より多くの搭乗券が発行されてしまう場合に起こる。とにかく何が起こるか分からないのが外国なので、早めに行動することが大切。
いよいよ搭乗 出国審査の基本CIQ どんな方法であれ国境を越える場合、基本的にCIQという3つの手順を踏みます。Cは税関、Iは入出国審査、Qは検疫です。飛行機に乗ると言うことは日本からの出国だけですので、税関と検疫は関係ありませんが、到着した国では3つ全てを行うのが普通です
出国ゲートへ行く 以前なら、成田1ターミナルは真ん中の階段、成田2ターミナルならばデカデカ書いてある「出国」という垂れ幕の所が出国ゲートでした。しかし1ターミナル南ウイング閉鎖(北ウイング完成)により、どちらも同じようなデカイ垂れ幕をたどっていくと出国ゲートになります。
空港税 これも昔の話で恐縮ですが、以前はこの時\2040の空港使用税を取られました。現在は航空券発券の際に同時に徴収されるので気にしなくてよくなりました。それにしても高いよな。名古屋とかはタダだというし・・。
ボディチェック 危険物を持ち込まないか金属探知器&X線装置でチェックされます。一番簡単確実に済ませるのは、金属らしい金属を全てバックまたは係員の持っているカゴに入れること。僕の場合、ベルトを取り忘れると引っかかりますので、事前に鞄に入れてしまいます。
出国カードに記入 旅行会社の案内に同封されていることも多いのですが、書いていない場合はここで出国カードを書きます。書き方は例にならって書けばいいので簡単。ただし、右側の部分は帰国時のことなのでそれだけは間違わないように記入。
出国審査 パスポートと搭乗券(航空券ではありません)、出国カードのみを持ちラインに並びます。パスポートを機械に読ませ、顔をちらっと確認し、はんこをバシッと押して、バチパチッとホチキスでとめるだけですのでものの30秒と言ったところでしょうか。
搭乗ゲートへ チェックインの時に聞いた搭乗ゲートへ向かいます。近くのディスプレイで確認してみるとより正確です。基本的に出発時間の30分前にはゲートに着いているようにします。成田2ターミナルの場合、向こうの島にゲートがある場合がありますので、無人の黄色い電車?に乗ってターミナルを移動します。成田は比較的コンパクトなので迷うことは少ないはずですが、外国の場合とにかく空港が恐ろしくデカイ場合がありますので注意が必要。
搭乗ゲート付近では そうそう搭乗ゲート付近にはたいていトイレとちょっとした食べ物が売っていますのでお腹が空いた方は何か買ってみるのも良いでしょう。大切なのはトイレ。空港によっては乗り込んでから、飛び立つまでかなりの時間がかかる場合があります。しかも安定水平飛行になるまで機内を歩き回るこてはできませんから、トイレに行っておくことに越したことはありません。
乗り込むだけ そうそう、入国審査も終わってしまっているので、この時点では搭乗券だけを手に持っていればいいことになります。放送がかかりますので、それをよく聞いて乗り込みましょう。航空会社や空港によっては「ファースト、ビジネスクラスの方どうぞ」「エコノミーNo??〜No.??までの方どうぞ」と番号順に呼んでいる場合もありますので良く聞きましょう。係員のお姉さんに搭乗券を渡して半分を切り取ってもらい、残りを持っていざ搭乗。
機内にて 手荷物は 上のオーバーヘッドのハコの中か前の人のシートの下に入れます。機内で使いたいものなら座席の下の方が便利ですが、そのシートが非常口に当たっているとシートの下に入れることができません。
シートの前ポケットには シートの前ポケットにはたいてい「機内誌」「エンターティメント誌」「避難口図」「飛行機酔い袋」+αが入っています。機内誌で使える部分は最後の方の地図と路線図。ここだけ破って戻してある本もある。あと、機内誌は「持ち帰ってください(your personal copy)」と書いてあるが、持ち帰る場合は当然帰りの便の方がよい(だってどうせ同じ会社の便に乗るから)。
機内食は 機内の楽しみ、機内食。例えばヨーロッパ線ならば、@「ウエルカムドリンクとスナック」、A「食事」、B「軽食」、C「食事」という感じに出ることが多い。ちなみに飛行機は基本的に目的地の時刻に会わせて食事が出るので、夜到着の便の最後の食事は夕食、朝到着なら朝食が出る。
入国書類を書く 入国が近づいてくると、スッチーの、いやフフライトアテンダントのお姉さんが入国書類を配るので必要な場合はそれを書きましょう。
まとめ 以上、駆け足で飛行機の乗り方乗り込むまでの流れを書きました。もう何度も海外へ行っている方は当たり前の部分なのですが、初めての方や経験の少ない方はここらへんだけでもドキドキして「とても個人で行けないワ」とドギマギしてしまうそうです。