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ラパ・ヌイ国立公園 Rapa Nui National Park  アクセス方法 Acceso

アクセス方法 Acceso

島へのアクセス方法について簡単に書きます。
絶海の孤島、イースターに渡るためには、1.飛行機 2.その他 の手段に頼るしかありません。
1.飛行機の場合
とにかく、「ラン航空」の飛行機に乗るしかない、という現実があります。日本から行く場合、アメリカ大陸を経由してチリのサンティアゴ(現地の人はサンチャゴと呼ぶ)から島に向かう方法と、タヒチのパペーテを経由していく方法の2種類があります。どちらをとるのかは好みですが、タヒチ経由の方が若干早くて、料金も安いです。南のリゾート共にイースターを訪れるならタヒチ経由がオススメです。南米を経由する方法は、少々時間もかかり、値段も高いのですが、南米の他の国々をも見てきたい場合にはオススメ。ただし、日本を出てから40時間は飛行機に乗りっぱなしになるので、そのつもりで。
「サンチャゴ経由(サンチャゴ→イースター)  または タヒチ経由(タヒチ→イースター)」
自分が行った時は、観光シーズンの夏(日本の冬)には週3本、シーズンオフの冬(日本の夏)には週2本出ていました。現在は・・・ネットで確認してください。 SANTIAGO (SCL) ---- EASTER ISLAND (IPC) --- PAPEETE(PPT) などを使って検索してみてください。
「 日本からサンチャゴまで」
 日本からチリに飛ぶためには様々な方法があります。昔に比べていくら飛行機の航続距離が伸びたからと行っても、日本から南米までダイレクトフライトできる機種は存在しないので、どこかを経由することになります。ちなみに今まで、「日本-南米間」というとアメリカ経由が一般的でしたが、ヨーロッパ経由も使いやすいです。でも一番ホットなのは「中東経由」。料金が比較的安くて、トランジットも簡単で(アメリカ経由は、一度アメリカに入国させるため、とにかく煩雑。ESTAの登録も必須だし・・)飛行機も比較的広くて使いやすいと南米在住、日本人中で評価急上昇です。

「日本からタヒチまで」
エアタヒチヌイがタチチまでの直行便を飛ばしてます。タヒチまではオーストラリア、ニュージーランド、ハワイなどからも行けます。(でも、実際に行っていないのでエラそうな事が言えません・・・)
2.その他
はっきり言って普通の人には関係ない非現実的な方法だが、一応あげてみます。(すみません。ジョークレベルです)
1.「世界一周クルーズツアー」等の企画に参加する。
かつてJ○Bなどが販売していたツアーです。半年かけて豪華客船で世界一周をする旅で、一番安い船室で150万円、高い船室だと300万円するというツアーでした。今もやっているのかなぁ・・・。

2.チリ海軍の補給船に乗せてもらう。
数ヶ月に一度、チリ海軍の補給船が、本国からやってきます。交代する駐留軍人さんと共に、自動車や家具、石油なども運ばれてくるとのこと。よほどのコネがある場合、極々まれに載せてくれることもあるらしいです。ただし、海軍ですので、一般人の乗船は基本的に無理らしい。

3.イカダで
ノルウェーの考古学者ヘリエンダールは、自説の「イースター人南米渡来説」を立証するために、南米ペルーからバルサ(とても軽い木材)を使ったイカダでイースター島(実際にはタヒチ)の近くまで航海することに成功しました。海流の流れから言っても、うまくいく確率はそこそこあるので、勇気、度胸、周囲の理解、お金、時間、航海術、そして星を読む力に長けた方は挑戦しても良いかも知れないです・・・。

4.スペースシャトルの乗組員になる
一見関係がなさそうな「スペースシャトル」。ですが、イースターのマタヴェリ空港をジャンボ機の発着も出来るほど拡大工事をしたのはチリ政府でもラン航空でもなく、NASA(アメリカ連邦航空宇宙局)です。理由は「スペースシャトルの緊急着陸用」。つまり、スペースシャトルの乗組員になれば、それが緊急着陸し島にたどり着く可能性もあるわけ・・・でした。ただし、スペースシャトル退役に伴いこの計画も完全に白紙に戻ったとの記事も読みましたので、この可能性はゼロですね。

「島内でのアクセス(移動)方法」
島での移動手段は以下の8種類に分類されます。
1.徒歩 2.レンタサイクル 3.レンタバイク 4.レンタカー 5.ヒッチハイク 6.馬 7.タクシー 8.ツアー

1.徒歩  
十分な時間と体力があればこの島は徒歩で回れます。ハンガロアの村からタハイの遺跡ぐらいは十分歩けます。また一日かけてオロンゴまで歩いてくるというプランも結構やっている人がいました。アキヴィの7体のモアイまで歩く人もいました。ただし島の北西部などだれもいない、何も無いエリアを歩いているとき、トラブルに遭って「助けてー」と言っても誰も助けてくれない可能性が高いです。

2.レンタサイクル 
一日US$10〜20とかなり高いのですが、それなりに島を楽しめると思います。借りたい場合はホテルの人に相談したり、ハンガロア村のメインストリートを注意してみたりしてください。壁に宣伝が書いてあったりします。村の人に聞いても、「あの店で借りられるよ」と教えてもらえます。実際の所、ホテルに頼んだ場合も、そういった店に頼んでいることがほとんどです。ホテルに頼むよりも、直接頼んだ方が値引きがきくらしいとも聞きました。

3.レンタモーターサイクル (バイク)
一日US$20〜40。実は実物を見ていないのでなんとも言えませんが、借りられるそうです。大きなスーパーにはホンダ・カブが売っていましたが・・。聞いたところによると100ccクラスだとか。でも100ccってレギュレーションは日本ではピンとこない気がします。やっぱりカブなのかなぁ?。

4.レンタカー 
レンタカーのページを見て欲しいですが、相場は一日US$40〜$80。ガソリンがフリーの場合も満タンにして返す場合もあるそうです。一日US$60と言って来ることも多いですが、交渉次第で下がります。ちなみにボクは一日US$50で借りました。よく聞くとおなじ店でUS$60で借りた方もいるそうです。そして「目の前の安い宿に泊まっている」と言ったらUS$40になった人もいました。高いホテルで頼んで言い値で借りるとUS$80ぐらいになる時もあるらしいデス・・・。南の島らしいというか、南米らしいというか・・・・。

5.ヒッチハイク 
レンタカーに乗っている人はもちろん、村の人もかなり親切で「乗せてっ!」と頼むとたいてい乗せてくれます。言い換えるとレンタカーに乗っているときには「乗せてくれる?」と頼まれると言うことです。他人が乗り込んでくる事に、不安を抱く人もいると思いますが、この島に限り、よほどのことがない限り、まず大丈夫だと思います。

6.馬 
馬・牛のページのように、とにかく馬や牛が多い島なので、頭数はたくさんいます。一日US$10〜30程度らしい。ホテルのオーナーや村の人に「馬借りたいんだけど」と言うと連れてきてくれると言っていました。個人的に言うと、もし同行人がいなくて、一人でしっかりまわりたいときは、いいな、と思っています。島の遺跡には、馬しか入れないところもありますので。

7.タクシー 
ハンガロア市内に何台か走っています。島で唯一の公共(?)交通機関です。村の中心部(教会付近)から空港までUS$2程度です。ただし絶対数が少ないので、車がなかなか見つからないことも多いです。

8.ツアー
ホテルなどで斡旋してくれるツアーがいくつかあります。相場は一日US$35〜50位らしいです。英語かスペイン語のガイドが付くことが多いです。日本人も多くなり、日本語ガイドも頼めるようになってきましたが、+US$35〜50とお聞きしました。もっと言えば、それなら日本からガイド付きのツアーに入った方がいいかもしれません。
「各種乗り物の相場の目安」
レンタカー      一日 US$40〜80
レンタバイク     一日 US$ 20〜40
レンタル自転車   一日 US$10〜20
レンタホース(馬)   一日 US$10〜30
一応定価(と言うか言い値)はそれぞれありますが、基本的に全て交渉制なので、あくまでも目安です。レンタカーの場合も泊まっているホテルで客を判断するらしく、高いホテルに泊まっている客には高い値段を、安宿の客には大幅値引きと言うこともあるらしいです。一応国際免許証の提示を求められましたが、絶対に島の外に客が逃げないこの島のこと、クレジットカードやデポジットを要求されることもありませんでした。馬がかなり安いのですが、乗馬になれている人でないとキツイらしいとのこと。ただし、島の東北・西北部など「ウマでないといけないエリア」もあるので、トライしてみるのもいいと思います。ただし、そのあたりは人里離れていて、万が一トラブルがあったとき、絶対に誰も助けてくれないので、心して行く覚悟が必要ですね。また、観光シーズンにはそれぞれ込み合う可能性があるので、事前に予約を入れておくといいらしいです。

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