トップ > ヨーロッパの世界遺産 > ギリシャの世界遺産 > ミストラ遺跡

 ミストラ遺跡 Archaeological Site of Mystras

スパルタ教育(実際には少しイメージが違うらしいのですが)で有名なスパルタの町から車で15分。山間の中腹に様々な建物が点在しているのがここ、ミストラの遺跡です。「ビザンティンの廃墟」と呼ばれる中世の遺跡群で、もともとここはここは13世紀に十字軍の要塞として存在したところでした。その後、14.15世紀にビザンティン(東ローマ)帝国の地方総監の本拠地になり、その後も文化・政治の中心地として発展してきました。権力者達はここに宮殿と教会を建て、賑わいを呈してきたのですが、15世紀以降は、オスマントルコやベネツィアの支配を受け、18世紀のアルバニア軍の侵略で、廃墟となってしまいました。過去の歴史を振り返りながら、山に点在する教会群をハイキング気分で訪れるのも楽しいが、ギリシャの他の遺跡に比べ魅力が薄いと考える人が多いためか、またアクセスが良くないためか、訪れる人はまばらでした。