トップアフリカ・オセアニアの世界遺産 > ナミビアの世界遺産 > ナミブ砂海

 ナミブ砂海  Namib Sand Sea

 
ナミブ砂漠のスライドショーを作ってみました。上は写真で下は動画です

 

概要

ナミブ砂漠は300万ヘクタールの砂漠部分と、90万ヘクタールの緩衝部分から成り立っている世界で唯一海岸沿いにある砂漠です。南北に1300km、東西に50~160kmほどの範囲があります。約8000万年前にできた世界最古の砂漠の一つと言われています。年間降水量は100mm以下ですが、朝には海からの霧によって水分が供給されて、植物や昆虫の貴重な生息を支えています。国名の「ナミブ」はナミブ砂漠からとられた言葉で、そもそも「ナミブ」はこの国の主要民族であるサン人の言葉で「何もない」という意味です。

オススメの
訪問場所

ナミブ砂漠の特色をつかんだ砂漠は、スワコップムンド(Swakopmund)を中心とした海岸地方でしょう。しかし、地元の人曰く「絶対に行くべきはソススフレイ(Sossusvlei)」とのこと。自分は両方行きましたが、旅行者としてはソススフレイ(Sossusvlei)がある、ナミブ・ナウクフト公園(Namib-Naukluft Park )を目指すのが一番良いと思います。
オススメのプラン
諸外国からナミビアに入国する方法としては、やはり首都ウィントホック(Windhoek)から入るのが一般的でしょう。各種エアラインが飛んでいますので近隣諸国からのアクセスは問題ありません。ウイントホックから、ナミブ砂漠のハイライト「ソススフレイ(Sossusvlei)」まで行ってくるためには最低でも2泊3日は必要でしょう。もちろん時間的余裕があれば4日か5日かけて回ってくるのも良いと思います。ツアーは、一般的にはやはりウイントホックか、第二の都市スワコップムンド(Swakopmund)を発着するものをオススメします。自分もネット上で探し、何社か見積もりを取ってみましたが、2泊3日でおおよそ4万円~8万円(一人あたり。2泊食事仕込み)程度でした。時間的に余裕があればウイントホックのホテルなどで手配してもらうことも可能でしょう。ただし小規模な会社も多いので、急な参加は車や宿の予約ができないことも多いようです。旅行会社はネット上に多数ありますので根気よく探してみるのがいいと思います。
・・・と上に書きましたが、実は自分はツアーでは行きませんでした(笑)。理由は①家族(夫婦+小学生2匹)で旅しているので、6万円のツアーなら30万円近くなること。②写真が好きなので、好きな時に好きな場所で写真を撮りたい、といった理由からです。
自分の行程
あまり参考にならない気がしますが、これからナミブ砂漠を訪れる人のために、一つの参考として、(いつものように)完全個人旅行での自分の行程を紹介します。
 まず、夜、空路でウイントホックに着きそのままレンタカーを借りました。空港から市内までは40kmありあますが、何も無い1本道ですので30分で着きます。しかしナビが用意できず、その上予約しておいた宿がどうしても見つからず、深夜の市内を車でうろつくこと2時間、数え切れないほどの方々に道を尋ねながらようやく宿(民宿)に着きました。翌朝、女主人に朝食を作ってもらいながらプランニングの相談をしました。そこで出た結論は「行くべき所はソススフレイ(Sossusvlei)」「その近くの宿に2泊する」「1日目はその宿に行くのを目的にする」「2日はソススフレイ(Sossusvlei)の砂丘と風景を満喫する」「3日は宿を出て、ここに帰ってくる」というものでした。早速、宿に電話をしてもらいましたが、「ソススフレイ(Sossusvlei)に一番近いセスリム(Sesriem)は満室」「100km弱離れたソリタイア カントリーロッジ(Solitaire Country Lodge)なら空いているけど、どうする?」「じゃ予約するわね」ということでプランニング完了。というわけで、1日目は首都ウイントホックから、ソリタイア カントリーロッジまで移動。2日目はソススフレイ(Sossusvlei)の周辺の砂丘を日の出から日没まで、あっちの砂丘に登り、こっちの砂丘に登って日没まで七変化する砂丘を楽しみました。3日目は、1日目と全く違うルートを通り、第二の都市スワコップムンド(Swakopmund)とその近くの砂丘や砂漠を見ながらウイントホックまで帰ってきました。なお、「砂漠を走るのに2輪駆動の車で大丈夫か?」という大いなる心配がありましたが、結論から言うと都市間の移動は全く問題がありません。砂漠の最奥地であるソススフレイ(Sossusvlei)に行く場合も、60kmあるアクセス道路は舗装までされているので快適です。ただし、ソススフレイに向かう最後の5kmが砂地なのでそこの区間のみ2輪駆動車は絶対に無理です。でも、きちんと「2×4車用駐車場」があり、奥地までを4駆で往復してくれるサービスがありますので、全く心配ありません。団体のツアーバスのような大型車もそこまで入り、そこから四駆に乗り換えていました。往復サービスは予約も全く不要で、係員らしき人に声をかけ料金(大人一人でN$100(約1000円))を払えば往復してくれます。4輪駆動車で訪れた場合は奥まで自分で行くこともできますが、相当な砂地で、四駆なのに、いかにも不慣れな外国人が砂地でハマっている光景を何台も見ましたので、砂地走破に自信が無ければ、4駆で来ていたとしても、乗り換えてしまうのも良いかと思います。
レンタカーで安全に行ってくるための条件
(レンタカーのページはここ)
「完全なる自由と引き替えに、大いなるリスクを背負う」・・・個人旅行の鉄則ですが、レンタカーを利用した「ナミブ砂漠訪問」にも大いなるリスクがつきまといます。「最近、ナミブ砂漠をレンタカーで訪れようとしている旅行者の事故が非常に多い」というナミビア警察の言葉を噛みしめつつ、安全に訪問するための条件を挙げてみます。
①長距離運転が嫌いでないこと・・・当たり前ですが未舗装道路を数百キロ単位で走ります。しかも夜間移動の場合は、未舗装の完全なる暗闇をずぅ~~っと走ることになります。
②タイヤ交換が確実にできること・不慮の故障時は地元の人と交渉できること・・・自分は3日間で1500kmほど走りましたが幸いにもパンクしませんでした。でも、未舗装道路が基本の国ですから常にパンクの危険性はあります。「ナミビアを走るときはスペアタイヤは2本必要」と言っている人もいました。(レンタカー会社によっては追加料金でスペアのスペアタイヤを貸してくれます)
③地図を用意すること・・・自分は事前にヨハネスブルグのORタンボ空港の書店で2種類買っておきました。(ちなみにEurope Carで借りたら詳細な地図をくれました。)
④できるだけナビを用意・・・何もない国ですので、仮にナビをつけても「この先250km直進です」なんてマヌケなナビゲートをしますが、それでもやはりナビがあると安心感が全然ちがいます。最近、日本ではスマホのナビで代用している方もいると聞きますが、砂漠ですので携帯の電波は一切届かない上、そもそもナミビアの地図が入っていなければ無理ですので確認が必要かと思います。自分は、(今居住している南米で)いつも使っているTOMTOM製のナビ が、地図のネット購入をすることでナミビアで使えることを確認して持っていきました。レンタカーを借りる前、しっかりリクエストしておくと有償で借りることもできる会社もありました。
⑤乾期(日本の夏の時期)なら2輪駆動でも良いが、雨期(日本の冬の時期)に借りるなら4輪駆動を借りること・・・自分は乾期でしたので2駆で十分でした。でも、雨期ならば「きっとここが川になるだろうな」と思われる場所がたくさんありました。安全性を考えて、雨期ならば4駆を借りる方がいいと思います。レンタカー会社のラインナップを見ますと、TOYOTAのHILAXの4ドアピックアップトラックが4駆のスタンダードのようです。パジェロやサーフのような乗用車タイプ4駆も少しはあるようですが、基本はみんなトラックタイプでした。でもトラックタイプであっても、ほとんどが荷台にキャノピーと呼ばれる密閉パーツをつけていましたので「荷物は荷台、人は室内」という使い方をすれば問題ないと思います。心配な方は、借りる前にレンタカー会社に確認するとよいと思います。
⑥大手レンタカー会社で借りること・・・世界各地で車を借りてみている自分ですが、やはり名の通っている大手レンタカー会社(AVIS,Hertz,Europecar,Budget,Alamo)などの方が安心です。最大のメリットは車が新しいこと。自分が借りた三菱ASX(日本の新型RVR)は3000kmも走っていないほぼ新車でした。地元レンタカー会社に比べると料金は若干上がりますが、故障のリスクは激減すると思います。
⑦無理な運転をしないこと・・・当たり前ですが、事故を起こして嬉しい人はだれもいません。特にスピードには注意。一説によると、ナミビアのレンタカーにはブラックボックスなる速度を記録する装置を積んでいて、事故したときに法定速度を超えすぎていると、保険が一歳で亡くなるらしい・・・という話も聞きました。その真偽はともかくとして、とにかく事故を起こさないように細心の注意は必要です。
(尚、ここでは詳しく触れませんが、MT、国際運転免許証と複数のクレジットカードの所持、それとできれば様々な保険の加入は海外ドライブの基本中の基本です。)

ナミブ砂漠は非常に美しく、興味深い場所であるにも関わらず、旅行者のための情報が少ないため、誰かの参考になるように自分の旅の時系列に沿って写真を紹介していきます。

ナミビアのレンタカー情報はここ!
写真ギャラリー1
写真ギャラリー2
写真ギャラリー3

 

【ナミビア ウィントホック空港のレンタカーカウンターにて】
「21:00まで営業」とサイトに書いてあったのに到着した19:00には閉店寸前。予約システムも落ちており「予約が確認できないんだ」との返事。自分も旅行中にネットで予約しており、確認書の印刷物が無くPC画面にしかデータが無かったのでみんなで「wifi使える?」「LANは?」「SDカードは?」「pdfにしてUSBメモリーで」とバタバタやりましたが、無事借りられました。スタッフは陽気で、ものすごく人たちでした。

【ナミビア ナミブ砂漠の計画】
宿泊先で、地図を広げてプランニング。2泊3日をどう使うか、女主人と相談しながら決めました。
【ナミビア 銀行にて両替】
ナミビアでは、南アフリカランドも使えますが、やはりナミビアドルが一番。銀行で米ドルを両替しようとしたら「ダメだよ」と言われましたが、ATMでCITI Bankのカードは普通に使えました。
【ナミビア ナミブ砂漠を目指して 国道B1号線】
首都から南下します。1車線ですが、ナミビアで最高級の道路です。
【ナミビア ナミブ砂漠を目指して 国道B1号線】
こんな道をしばらく進みます。最高に気持ちいいのですが、時折スピード取り締まりをしているので注意。
【ナミビア 分岐の町 レスボスにて】
舗装道路の素晴らしい国道B1号線から、C24号線に分岐するところにレスボス(Rehoboth)の町があります。「水と食べ物は必要だよな」と考え、食料品を買いました。結果的には大正解。実はこのあと半日走っても、レストランどころか商店や民家はありませんでした。
【ナミビア 分岐の町 レスボスにて】
レスボス(Rehoboth)の町で念のためガソリンも入れておきます。1Lあたり116円程度。
【ナミビア 未舗装道路開始!】
B1号線からC24号線に入ったとたん、未舗装道路に。
【ナミビア 未舗装道路爆進中】
100km/hだと、急な穴や凹凸に対応できず、やや心配ですが80km/hなら安全運転の範疇です。
【ナミビア 今回の相棒】
これが今回借りた三菱ASX(日本名RVR)。詳しくはレンタカー実践例のページにて。3500キロしか走っていないほとんど新車でした。しかも南アフリカ国籍・・・。ナミビアなのに。
【ナミビア 道路標識】
道路が交差する場所にある道路標識。何も無い荒野の中にある滅多に見られないものなので、ものすごく重要なものです。
【ナミビア 峠道】
時々こういう景勝地も走りました。ここはSPREETSHOOGTE PASSと呼ばれる峠。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
比較的早い時間帯に、今回の宿であるソリテアカントリーロッジ(Solitaire country lodge)に着きました。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】windhoekの宿の方に電話してもらったため、どんなところか予備知識が無かったのですが、砂漠地帯とは思えぬ豪華な場所!。立派な建物、大きなプール。思わず目を疑いました。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
そもそも「電気はどこから?」「水はどうしてるの?」いろいろ疑問はありますがとにかく旅行者にはホッとできる有り難い場所でした。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
部屋もまたビックリ。砂漠地帯なのに、電気コンセント、温水シャワーまであるここはどこ?って感じでした。聞いてみると一応三つ星ホテルとして登録してあるとのこと。なるほど。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
このソリテアの町(というかこのホテル周辺の建物)にあるのは、ロッジ・レストラン・ガソリンスタンド・小さな商店のみ。でも必要にして十分な内容です。商店横には今までの降水量が書いてありました。「2009年 223mm,2010年 135mm,2011年 479mm,2012年 132mm,2013年1月 17mm,2月~7月なし」さすが砂漠・・・・。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
観光客向けのお土産もありました。ドイツ語版の本が数冊あったのは、さすがもとドイツ語圏。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
商店で最も大切なものが「水」。巨大なものが大量にありました。それにしても砂漠の真ん中でこの充実度。ビックリです。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
このロッジは朝食と夕食が付いていました。ともにバイキング方式でどれもとても美味しかったです。そうそう料金ですが、大人一人1泊1万円程度。ちなみに小学生が2匹もいたのですが無料!にしていただきました。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
隣にはキャンプサイトもありました。炊事場、トイレ、シャワー、コンセント1個が着いています(料金は聞きそびれてしまいました)。貸しテントもあるようです。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
併設のガソリンスタンドで給油中。砂漠でガス欠は命に関わりますので、ここのスタンドも24時間営業でした。
【ナミビア 砂漠の中のホテル裏の夕暮れ】
夕暮れになり夕日を見たくなりました。ロッジのオーナーに、「夕暮れにどこか景色の良いところはない?」と聞いたら、「ウチのロッジ裏が絶対いいよ」と言われました。確かに・・・絶景でした。
【ナミビア 砂漠の中のホテル裏の夕暮れ】
写真技術がヘタで上手に撮れません。
【ナミビア 砂漠の中のホテル裏の夕暮れ】
変わりゆく色が本当にきれいでした。
【ナミビア 満天の星】
砂漠ですから、星空がまたスゴイのです。写真が下手でうまく撮れませんが、とにかく「星が降ってくる」。「地平線に天の川が刺さってくる」感じです。これは南の方向。下に南十字星も含まれていますが、写真だと星が多すぎてかえって不明確になるほど。
【ナミビア 満天の星】
天の川、つまり銀河の中心が克明に見えます。こんな星空を見られるのはハワイのすばる望遠鏡か、ハッブル宇宙望遠鏡クラスと考えてしまいます。
【ナミビア 満天の星】
カメラはCanon EOS6D + EF24-105mm F4L を使用。30秒,f:4,24mm ISO25600,24mm あたりで撮影。これが撮りたくてフルサイズセンサー一眼とLレンズ(キャノンの高級レンズシリーズ)を持ってきました。
【ナミビア 砂漠の中のホテル ソリテアカントリーロッジ】
いよいよソススフレイ(Sossusvlei)に行く朝。オーナーが「行くならゲートが開く前に並んだ方がいいよ」「100km弱だけど1時間あればいいから、ここを5時に出ればいいよ」「朝食はランチボックスにしてあげるから」ということで、前夜にパックした状態の朝食が届きました。本当にみんな親切で温かいです。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)に向かって】
早朝、暗い中を爆走。道は単純ですが完全なる暗闇です。念のためのナビが安心感を与えてくれます。
【ナミビア セスリムにて】
ソススフレイ(Sossusvlei)の60km手前にはSesriem(セスリム)という小さな町があります。ここにこんなゲートがあり、立ち入りを時間によって制限しています。この周辺にもロッジがあり、本当はここに泊まりたかったのですが、いっぱいだということでSolitaire に泊まりました。
【ナミビア セスリムにて】
ゲートが開くのを待っている間に頂いた朝食を食べます。サンドイッチ、卵、ウインナー、リンゴ、ジュース、お菓子など超充実した内容。
【ナミビア セスリムにて】
そうそう、ソススフレイ(Sossusvlei)に行く車は登録制になっています。こんな係員の方が、奥地に行く車のナンバーと人数を記録していきます。これで「もし砂漠で迷っても大丈夫」と思えるのですが、このゲートの内部にも宿泊施設があり、「今日どこに泊まるか」なども全く聞かなかったので、果たしてどんな意味を持つか不明です。
【ナミビア セスリムにて】
6:30の開門前には、ずらりと車が並びました。ちなみに自分は3番だったのですが、後ろから来た中国人観光客のバスに「どけよ」と合図されたのでどいたら、ちゃっかり順番抜かしされました。中国人の方が列に並ばないのは有名ですが、バスまで並ばないのは・・・・。
【ナミビア セスリムにて】
ゲートを入ったところすぐのソススフレイ(Sossusvlei)という看板。60km先ですが、この先にあるのはそれしかありません。
【ナミビア セスリムにて】
外のゲートを入ると、こんな看板が出ています。まっすぐがソススフレイ。右がレストランとキャンプサイト。左がビューポイントとのことです。
【ナミビア セスリムにて】
レストランと、キャンプ場のレセプション。非常に近代的な建物と内部で、飲料や食料品はもちろん、Tシャツ・サングラスや洗濯石けんまでここでの旅に必要なものは何でも売っていました。
【ナミビア セスリムにて】
Sesriem(セスリム)のゲートは実は2つあり、先ほどおばちゃんが登録していたのは外のゲートで、店やキャンプ場を過ぎた後、更に奧に中のゲートがあります。これによると開門5:45、閉門6:20ぐらいでしょうか。これを超えると、いよいよソススフレイ(Sossusvlei)への道になります。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)への道】
「4駆じゃないからどうしよう」と危惧していたのがばからしいほどの美しい舗装道路。ここまでの幹線道路よりよほど整備されています。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)への道】
荒れ地に巨大な砂丘が連なっています。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)への道】
朝の時間は、朝日による陰影が、美しい情景を作り出しています。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)への道】
普通にダチョウが住んでいました。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)への道】
何も無い美しい景色の中をガンガンと飛ばしていきます。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)への道】
うーーーん。この「なにもない感」がたまりません。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)への道】
アラビア・オリックスもよく見かけます。
【ナミビア ソススフレイ手前の駐車場にて】
ゲートから60km。あと5kmでソススフレイというところで、舗装道路はおしまい。ここから先は、車にとって”砂地獄”です。2駆の人は素直に乗り換えましょう。
【ナミビア ソススフレイ手前の駐車場にて】
ということで「四駆以外の車専用駐車場」。よく見ると「キミは4×4だろ」という車もとまっていますが、その判断実は正しいかも。
【ナミビア ソススフレイ手前の駐車場にて】
ちょっとした警告版「厳禁 トラックやバス、オートバイはここから先機中に入ってはいけません。普通の4駆だけです。罰金300ナミビアドル(3000円)。」罰金が安いぞ?と思うのは自分だけ?
【ナミビア ソススフレイ手前の駐車場にて】
というわけで、ここで乗り換え、4駆に乗せてもらいました。受付なども特になく、このおじさんにN$100(約1000円)払うと、適当な車に乗せていってくれます。
【ナミビア ソススフレイ手前の駐車場にて】
これがその車。わずか5kmの道のりを、何台もの車がぐるぐるしているので、待ち時間もほとんどありません。
【ナミビア いよいよソススフレイへ】
これが、その5kmの道のり。よほど砂地になれていないときついかも・・という道です。
【ナミビア いよいよソススフレイへ】
「オイオイ、カローラで来るなんてどう考えても無謀だろ」なんて車がありました。2駆用駐車場からわずか10m入った所ですが・・・。
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
4駆にのるとドライバーの兄ちゃんがいろいろ説明してくれます。5分も乗ると「ここがデッドバレイ(Deadvlei)だ。ここらで一番高い砂丘があるよ。また、その下の木が枯れている湖が有名だから見てみな」「あの手前に見える頂上まで片道40分。」「行ってきて、また別の車をつかまえればいいからな」というと走り去ってしまいました。
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
美しい砂山の眺め
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
やはりこの空の色と砂のコントラストがすごいです。
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
風紋がとてもきれいでした。
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
実はここで一番有名なのが、この枯山水見たいな木々。
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
【ナミビア デッドバレイ(Deadvlei)にて】
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)へ】
さあ、いよいよソススフレイに着きました。ここはその広大な駐車場
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)駐車場】
こんな植物がありました。葉からするとマメ科の仲間のようですが、なんだろう?
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
木があるのが駐車場のある広場です。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
こんな砂山を一歩一歩ゆっくり登ります。高さも距離も実は結構あります。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
こんな生き物もいます。荒涼たる砂漠ですが、生き物の息遣いがかすかに聞こえる世界でした。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
風紋がとてもきれいです。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
ふう、20分ほどかけて、やっとここまで登ってきました。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
トカゲがいました。思わず、手持ちの水をあげると逃げもせず喜んで吸っていました。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
頂上までもう少し!
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
それにしても見れば見るほど不思議な光景です。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
ゆっくりゆっくり登りますが、下りは一気に駆け下りてくるのが基本です。この写真の細かい点はみんな駆け下りてくる観光客です。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
こんな可愛い虫もいます。甲虫の一種のようですが・・・。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
世界最古の砂漠と呼ばれるこの場所。きっと太古の昔から変わらぬ風景なのでしょう。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
空も山もなんとも言えない美しさ。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
この坂を駆け下ります。すごくスピードがでるのですが、安全にきちんと止まって、すごく気持ちいい!
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
山を駆け下りてくると平地がありました。
【ナミビア ソススフレイ(Sossusvlei)】
駐車場にトイレがありました。中をのぞくと、ただの穴があるだけでした。
【ナミビア Dune45】
ソススフレイを離れ、自分の車に乗り換えて、もときた道を戻ります。途中にあるのが有名なDune45と呼ばれる巨大な砂丘。これはその入り口の看板。道路からも近く、アクセスしやすいのでオススメスポットです。
【ナミビア Dune45】
Dune45。この空、この砂・・・。嘘のようですが本当の光景です。
【ナミビア Dune45】
写真ではこの感動の数パーセントも伝わりませんが、それでもいろいろな角度から撮ってみます。
【ナミビア Dune45】
Dune45の中腹から。約300mの高さの砂丘群と下部の平野の様子が分かると思います。
【ナミビア Dune45】
どこまで行っても、赤い砂・・・・。
【ナミビア Dune45】
Dune45だけでなく、他の砂漠も登れますが、真ん中の道路から砂丘までの道が整備されていないので、登っている人はほとんど見かけませんでした。
【ナミビア Dune45】
人物も入れてみました。ウチのチビですが・・・。
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
写真で見ると空の青さが異常に見えますが、実際に真っ青なのですからこんな写真になります。
【ナミビア Dune45】
大きさの比較のため、人物が入ったものも少し。
【ナミビア Dune45】
砂丘の頂上に人を入れてみました。
【ナミビア Dune45】
頂上に人
【ナミビア Dune45】
下に見えるのが駐車場。さらにその向こうに舗装道路があります。Dune45は300mの高さの砂山ですから、良い運動になります。
【ナミビア Dune45】
駐車エリアの近くから。
【ナミビア Dune45】
どこをどうやってみても、本当に美しい場所です。
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
雲の形も気にいってしまい、たくさん撮ってみました。
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
美しい風紋。
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
砂丘のアップ。風紋も見えます。
【ナミビア Dune45】
夕暮れになってきました。どこで夕焼けを見たらいいのかと考え、やはりDune45に戻ってここで日没を過ごしました。
【ナミビア Dune45】
アフリカの大自然は、涙が出るほど美しいです。
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
【ナミビア Dune45】
夕暮れ。朝や日中と比べて、また別の美しさがあります。
【ナミビア 夕暮れの風景】
ふと気がつくとアラビアオリックスが集団でガン見してました。
【ナミビア 砂は大変】
そうそう、ここを訪れる際の靴ですが、メッシュのタイプの靴はダメです。少し歩いただけで砂だらけになります。
【ナミビア セスリム】
セスリムの集落には、ホテルや売店のほか、ちょっとした見どころがあります。
【ナミビア セスリム】
それがこの風景。川の浸食により大きく削れた大地が口をあけています。
【ナミビア セスリム】
下まで降りて行けます。下に行っても特になにもありませんが、川が作った浸食風景とすればなかなかの見どころです。
【ナミビア スワコップムント(Swakopmund)を目指して】
ナミブ砂漠のソリテアカントリーロッジに2泊し、砂漠の隅々を堪能した自分たちは、首都ウィントフックに戻ることにしました。でもどうせ帰るなら同じ道はつまらないので、一気に北上し、ナミビア第二の都市、スワコップムントを目指すことにしました。これがその幹線道路C14号線。
【ナミビア ふと考えるとすごい表示をしているナビ】
いつも(住んでいる南米で)使っているTOMTOM製のポータブルカーナビに「南部アフリカの地図」をネットで購入しインストールしてきました。それにしてもこの表示、すごいです。「このまま230km進んで、右に曲がってください」とのこと。
【ナミビア スワコップムント(Swakopmund)を目指して】
幹線道路ですが、当然未舗装。しかも所々(と言っても100kmごと程度ですが)こんな山道も通ります。
【ナミビア スワコップムント(Swakopmund)を目指して】
基本的に見渡す限り平原ではありますが、ときどきこんな風景も。シマウマとオリックスがいました。もちろん野生です。
【ナミビア スワコップムント(Swakopmund)を目指して】
こんな道をまっすぐ進みます。乾期の砂漠ですから、砂埃だらけ・・・。
【ナミビア スワコップムント(Swakopmund)を目指して】
地質学的に見たらすごく面白い風景にもたくさん出会えました。古い砂岩らしき路頭の走行傾斜がこれだけ大規模にそろっている姿に、大昔の地殻変動の様子をひしひしと感じます。
【ナミビア スワコップムント(Swakopmund)を目指して】
幹線道路を走っていますが、数十~100Km単位でしか、標識も出てこないのでこういったものは非常に重要です。これはこれから山道に入るので注意、というあまり意味のない標識です。
【ナミビア スワコップムント(Swakopmund)を目指して】
ここ、すごく重要な交差点です。C14号線とC34号線の分岐点です。どちらに行くか悩みましたが、以下にあるDune7という砂丘を見たかったので、右折し、C34号線を進みました。
【ナミビア Dune7】
スワコップムントの近くにあり、その美しさで知られるDune7と呼ばれる砂丘です。
【ナミビア Dune7】
ソススフレイの砂丘とはまた雰囲気が違いますね。 色が明らかに違います。
【ナミビア Dune7】
Dune7の全景。ソススフレイの砂丘は赤っぽい砂でしたが、ここのは確実に白っぽいです。
【ナミビア スワコップムント(Swakopmund)の海】
南大西洋です。B2号線を走ると数十キロ、海と道路が併走します。魚が豊富らしく、磯の香りがしました。
【ナミビア スワコップムント(Swakopmund)の海】
海、そして砂漠・・・。改めて、世界は広いなぁとつくづく思います。
【ナミビア 首都に向かう幹線道路 B2号線】
国の第一の都市と第二の都市を結ぶ超重要幹線道路です。いわば東名高速+国道1号+東海道新幹線のような道路ですので、舗装もしっかりしていて良くできています。(でも、日本の舗装と比べてはいけません)
【ナミビア 首都に向かう幹線道路 B2号線にて】
ちょっと立ち寄ったウサコス(Usakos)の町のスーパーの駐車場で。上半身裸で、赤茶色のもの(バターと粘土を混ぜあわせたものらしい)を塗った女性に遭遇。ゴミ箱の反対で見にくいのですが、ビンバ族の女性でしょうか?
【ナミビア 首都に向かう幹線道路 B2号線にて】
100km/hや120km/h制限ですが、160km/hオーバーで駆け抜ける車も多くいます。当然、事故も起こりやすくなっています。これは首都近郊での事故。大型トラックが完全に横転していました。やはり交通事故には細心の注意が必要な国です。